フォルクスワーゲン労働組合、ドイツ国内全土でストライキ 工場閉鎖などに抗議
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲンの労働組合は2日、工場の閉鎖などに抗議するため、国内全土でストライキを実施しました。
ロイター通信などによりますと、フォルクスワーゲンの労働組合は2日、工場の閉鎖や人件費の削減などの撤回を要求して、ドイツ全土でストライキを実施しました。
フォルクスワーゲンをめぐっては、コスト削減のために国内の少なくとも3つの工場を閉鎖し、数万人の従業員を解雇する計画が進められていて、反発する労働組合側と労使交渉が難航していました。
フォルクスワーゲン側は、「できるだけ顧客や取引先にストライキの影響が出ないように努める」としていますが、労働組合は、「必要に迫られれば、これまでにない厳しいストライキになる」と会社側をけん制しています。
9日には、4度目となる労使交渉が予定されていますが、交渉の妥結に向けた見通しは不透明なままです。
最終更新日:2024年12月3日 9:36