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濱口竜介監督「悪は存在しない」 第80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞

2023年9月10日 7:51
濱口竜介監督「悪は存在しない」 第80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞

イタリアで開催された第80回ベネチア国際映画祭の授賞式で9日、濱口竜介監督の「悪は存在しない」が最高賞に次ぐ銀獅子賞を受賞しました。

最高賞に次ぐ審査員大賞である「銀獅子賞」を受賞した濱口竜介監督の「悪は存在しない」は、自然豊かな長野県でレジャー施設の建設計画が持ち上がり、波紋が広がる様子を描いた作品です。

濱口竜介監督は、2021年にベルリン国際映画祭で「偶然と想像」が審査員大賞を受賞、カンヌ国際映画祭で「ドライブ・マイ・カー」が脚本賞を受賞し、翌年にはアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しています。これで、3大国際映画祭のすべてで賞を得たことになります。

3大映画祭のコンペティション部門とアカデミー賞のすべてで賞を射止めるのは、日本の監督では黒沢明監督以来、2人目の快挙です。