「アラブ連盟」首脳会議 シリア・アサド大統領が13年ぶり出席
アラブ諸国21か国などでつくる「アラブ連盟」が19日、サウジアラビアで開く首脳会議にシリアのアサド大統領が13年ぶりに出席しました。内戦開始以降、国際的に孤立してきたアサド政権が外交の舞台に復帰する機会となります。
アサド大統領は18日、首脳会議の開催地であるサウジアラビア西部のジッダに到着しました。地元メディアによりますと、シリアのアサド大統領がアラブ連盟の首脳会議に出席するのは2010年以来、13年ぶりです。
アラブ連盟はアサド政権が2011年に起きた民主化デモを弾圧し、内戦に突入して以来、シリアの出席資格を停止していました。アサド大統領としては、周辺諸国との関係を改善し、国際的な孤立から脱却する狙いがあるものとみられます。
一方、欧米各国はシリアの復帰に批判的な立場を示しています。
写真:ロイター