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18日から「中国・中央アジアサミット」 G7広島サミット前に中国の存在感をアピールし、欧米各国の包囲網をけん制する狙いか

2023年5月17日 21:47

中国政府は18日から、内陸部の陝西省で中央アジア5か国の首脳を招いた「中国・中央アジアサミット」を開きます。19日に開幕するG7広島サミットを前に中国の存在感をアピールし、欧米各国の包囲網をけん制する狙いがあるとみられます。

陝西省西安では18日から2日間にわたり、中国と中央アジア5か国の首脳による「中国・中央アジアサミット」が行われます。これにあわせて、中央アジアのカザフスタンやタジキスタンの首脳らが続々と西安に到着しています。

今回の会議では、習近平国家主席が議長をつとめ、中国が掲げる巨大経済圏構想「一帯一路」をめぐり、協力の拡大などについて議論するものとみられます。

こうした中、19日に開幕するG7広島サミットでは、海洋進出などを強める中国への対応も協議される見通しです。

中国としては同じ時期に国際会議を開くことで、中国包囲網をけん制するとともに、孤立感を回避する狙いがあるとみられます。