内部告発サイト「ウィキリークス」創設者・アサンジ被告、12年ぶり自由の身に
内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告が、26日、司法取引によりおよそ12年ぶりに自由の身となりました。
アメリカで機密情報を暴露した罪などに問われ、イギリスで収監されていたアサンジ被告は26日、アメリカの自治領サイパン島の連邦地裁に出廷しました。
ロイター通信によりますと、アサンジ被告は、アメリカのスパイ活動取締法に違反した罪は認めましたが、「活動は、言論の自由を保護するアメリカの憲法に守られていると信じていた」と訴えたということです。
アサンジ氏は禁錮5年2か月を言い渡されましたが、既にイギリスで5年以上収監されていた事から刑期を終えたとみなされ、釈放されました。
アサンジ氏は、ロンドンのエクアドル大使館に7年間籠城したのち、イギリスの刑務所に5年以上収監されていて、亡命・収監生活は12年に及んでいました。
今後は母国オーストラリアに帰国するということです。