「ウィキリークス」アサンジ被告を釈放 米機密情報漏えいで司法取引
アメリカの機密情報を漏えいしたとして、イギリスで拘束されていた内部告発サイト「ウィキリークス」の創設者ジュリアン・アサンジ被告が24日、釈放されました。アメリカ司法省との司法取引に応じ、罪を認めたということです。
アサンジ被告が創設した「ウィキリークス」のXによりますと、アサンジ被告は24日の朝、5年以上収監されていたイギリスの刑務所から釈放されたということです。
アサンジ被告は、イラク戦争の機密情報の流出に関わった罪などでアメリカ司法省に起訴され、イギリスで身柄を拘束されていました。
アメリカメディアは、アサンジ被告が機密を流出させた罪を認める代わりに、アメリカでの収監を免れる司法取引にアメリカ司法省と合意したと伝えています。
「ウィキリークス」はXで、アサンジ被告は「人々の知る権利のために、厳しい代償を払った」とした上で、「母国であるオーストラリアに戻り、妻や、獄中からしか父親を知らない子どもたちと再会する予定」だとしています。