大規模な反政府集会「真の民主主義を」タイ
タイの首都バンコクで16日、プラユット政権に反対する学生らが大規模な集会を開いた。新型コロナウイルスの規制緩和後、最大規模とみられる。
集会には、学生らおよそ1万2000人が集まり、軍政の流れをくむプラユット政権の退陣や、憲法改正などを訴えた。
新型ウイルス対策で禁止されていた大規模集会の規制が緩和されたあと、最大規模の集会となった。
参加者「タイの人々がまだ得ていない真の民主主義を要求するために来ました」
集会は全国で続いていて、一部ではこれまでタブーだった王室改革を求める声もあがっている。
タイでは、王室批判を厳しく禁止する「不敬罪」があるため、これまで公に議論されることはなかったが、不満の高まりが王室にまで波及する異例の事態となっている。