是枝監督作品で主演の韓国俳優が「最優秀男優賞」 カンヌ国際映画祭
世界3大映画祭の一つ、フランスのカンヌ国際映画祭で、是枝裕和監督の最新作「ベイビー・ブローカー」は、最高賞のパルムドールこそ逃したものの、主演した韓国の俳優、ソン・ガンホさんが最優秀男優賞を受賞しました。
カンヌ国際映画祭で28日、最高賞のパルムドールを競うコンペティション部門の審査結果が発表され、是枝裕和監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」で主演をつとめた韓国の俳優、ソン・ガンホさんが最優秀男優賞を受賞しました。
この映画は、子供を育てられなくなった親が、赤ちゃんを匿名で預ける、いわゆる「赤ちゃんポスト」をめぐる人間模様を描いた物語です。
是枝監督は2018年に「万引き家族」でパルムドールを獲得していて、2度目の受賞が期待されましたが、惜しくも受賞を逃しました。
また、授賞式では、「ある視点」部門で上映された「PLAN75」の早川千絵監督が、新人監督賞の次点にあたる特別表彰を受けました。