飲食店利用者“感染割合2倍”米CDC調査
アメリカのCDC(=疾病対策センター)は、新型コロナウイルスの感染者に関する調査結果を発表し、飲食店を利用した人の感染割合が、利用していない人のおよそ2倍になったとして、注意を呼びかけました。
CDCは、感染者のグループと、感染歴のない人のグループ、あわせて300人の行動を比較する調査を行いました。
その結果、感染者のグループは、症状が出る前の2週間の間に飲食店を利用した割合が、感染歴のないグループに比べておよそ2倍だったことがわかったということです。
どちらのグループも飲食店の利用を除くと、外出の頻度や外出先には大きな差はなかったことから、飲食時にマスクを外すことが感染リスクを高めている可能性があるとして、飲食店でのさらなる対策を検討すべきとしています。
また、ジョンズ・ホプキンス大学も同様の行動比較調査を行い、社会的距離を厳格に守った人は、守らなかった人に比べ、感染リスクを10分の1に軽減できたとして、あらためて社会的距離をとるよう呼びかけています。