米CDC「不安障害やうつ病など大幅増加」
アメリカのCDC(=疾病対策センター)は13日、新型コロナウイルスに関連して、うつ病などの症状を訴える人が大幅に増えたとの調査報告を発表しました。
CDCの報告によりますと、アメリカ国内で4月から6月の3か月間に、不安障害やうつ病など、なんらかの精神衛生上の問題を訴えた人は40.9%にのぼり、このうち10.7%が自殺を考えたと回答したということです。これは、18歳以上の男女約5400人の回答をもとにした調査で、前の年の同じ時期に比べ大幅に増加したとしています。
また、18歳未満の若年層の入院率に関するデータも公表していて、大人の入院率が10万人あたり164.5人だったのに対し、18歳未満は8人と、低い割合にとどまっているとしています。ただ、集中治療室での手当てを必要とする割合は3人に1人と、大人とほぼ同じで、学校などでの感染予防対策が不可欠だとしています。