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黒人男性死亡の調査報告求める 国連人権理

2020年6月20日 8:49

国連人権理事会は19日、アメリカで黒人男性が死亡した事件をめぐる人種差別問題について、調査報告を求める決議を全会一致で採択しました。

スイスのジュネーブで開かれている国連人権理事会では、アメリカの黒人男性死亡事件を受け、アフリカ諸国が提案する形で、黒人に対する人種差別問題が急きょ、議題となっていました。

19日の理事会では、警察当局による差別や暴力行為を非難する決議が、日本を含む47の理事国による全会一致で採択されました。そして、人権高等弁務官に対し、アメリカの事件をはじめとする黒人の死亡事件について調査し、報告書を提出するよう求めています。

今回の採択に先立ち、アメリカの事件で死亡したジョージ・フロイドさんの弟がビデオメッセージで、アメリカでの差別の現状などを訴えましたが、当初の決議案に盛り込まれていたアメリカに対する非難や、調査委員会の発足は見送られました。