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黒人男性の葬儀 遺族ら“差別是正”訴える

2020年6月10日 7:22

アメリカ全土に広がる抗議デモのきっかけとなった黒人男性の死亡事件で、男性の葬儀が営まれ、遺族らが黒人差別の是正を強く訴えました。

白人警察官に首を押さえつけられ、その後、死亡したジョージ・フロイドさんの葬儀は9日、故郷のテキサス州の教会で営まれました。葬儀には遺族や友人など数百人が参列し、フロイドさんの死を悼むとともに、遺族や秋の大統領選に出馬しているバイデン前副大統領らが、変わらない黒人への差別を是正するよう訴えました。

フロイドさんの姪「法律が変えられなくてはいけない。憎悪犯罪はもうこりごりだ。『アメリカを再び偉大に』と言う人がいるが、いつアメリカは偉大だったのか」

バイデン前副大統領(ビデオメッセージ)「我々は今回もまた人種差別から目を背けられると思ってはいけない。今こそ人種間の平等を実現する時だ」

フロイドさんの事件をきっかけに各地に広がった抗議デモでは人種差別の是正に加え、警察の予算削減や解体も含めた改革などを求める声が高まっています。