未知への挑戦…「NASA」“UFO”など調査開始へ 報告書は公開
アメリカのNASA(=アメリカ航空宇宙局)は、“UFO”(=未確認飛行物体)など自然現象で説明できない「未確認航空現象」について、「国の安全保障」と「航空機の飛行の安全の両面」で関心が高まっているとし、新たに研究チームを立ち上げると発表しました。
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アメリカ国防総省が2020年に公開した、“UFO”(=未確認飛行物体)を捉えたという映像には、空中で奇妙な動きをみせる物体が映っていました。
アメリカ政府の情報機関は去年6月、144件の目撃情報を分析した報告書を公表し、気球だと特定した1件を除いて、「データが限定的で説明は不可能」との判断を示していました。
また、先月にはアメリカ議会で、半世紀ぶりにUFOに関する公聴会が開かれました。
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こうした中、新たに研究チームを立ち上げると発表したのがNASA(=アメリカ航空宇宙局)です。
“UFO”など自然現象で説明できない「未確認航空現象」は、「国の安全保障」と「航空機の飛行の安全」の両面で関心が高まっています。
NASAによると、観測数が限られているため、科学的な結論を出すのは非常に難しいとしていますが、可能な限りデータを収集し、未知なものへの理解を深めたいとしています。
調査は秋に開始され、約9か月かかる見込みで、報告書は一般に公開される予定です。