タイ政府、臨時国会召集を決める デモ対応
タイ政府は20日、反政府デモに対応するため、臨時国会の召集を決めました。デモ隊が求める憲法改正についても議論される見通しです。
タイでは、今月14日から学生らが非民主的な憲法の改正や王室改革などを求めて大規模なデモを行っています。当局が非常事態宣言に基づいて、5人以上の集会を禁じた後も警察と衝突が起きるなど沈静化のメドが立たないことから、タイ政府は対応を協議するため、臨時国会を来週月曜日から2日間の日程で召集することを決めました。
臨時国会では、デモ隊が求める憲法改正についても議論される見通しで、政府は事態の収拾を図りたい考えです。
学生リーダー「(Q:臨時国会について)みんなが勝ち取ろうとしているものの一部にすぎない。この憲法がある限り、タイの民主化は進まないだろう」
バンコクでは20日もSNSを使ってゲリラ的にデモが行われていて、臨時国会により収束に向かうかは不透明です。