ミャンマーで拘束中の映像作家の解放求め 上映会開催
ミャンマーで2年前のクーデターを撮影したとして拘束されている在日ミャンマー人の映像作家の解放を求め、6日、神奈川県で作品の上映会が開かれました。
6日に神奈川県川崎市の映画館で上映されたのは、7歳の時に日本に移住したミャンマー人の映像作家、モンティンダンさんが日本映画大学に在学中に制作した映画「エイン」など2点です。
モンティンダンさんは、2021年にミャンマーで起きたクーデターを取材・撮影し、軍に逮捕され、現在もインセイン刑務所に収容されています。
在学中、モンティンダンさんを教えていた日本映画大学の天願学長は、「真面目で明るく人懐っこいが泣き虫な面もあった」と当時を振り返りました。
日本映画大学・天願大介学長「(不都合な事実を)伝えてほしくない人が力を持っているとこうなるんですよね」
また、上映会後には、去年11月まで同じインセイン刑務所に収容されていたドキュメンタリー作家の久保田徹さんらが登壇し、モンティンダンさんの近況や刑務所での経験などを報告しました。
その上で、ミャンマーへの人道的な支援と、現地の実情を伝えようとしている人々への継続的な支援の必要性を訴えました。