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バイデン氏、ファウチ氏を首席医療顧問に

2020年12月8日 6:11

アメリカで政権移行を進めるバイデン氏は7日、新型コロナウイルス対策を担う人事を発表し、トランプ政権でも対策を主導してきた専門家のファウチ氏を「首席医療顧問」として起用しました。

国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、これまで6人の歴代大統領の政権下で感染症に関する助言を行い、トランプ政権でも新型ウイルス対策で主導的な役割を果たしてきました。

また、担当閣僚となる厚生長官には、カリフォルニア州の司法長官で、ヒスパニック系のベセラ氏を起用すると発表しました。

さらに、CDC=疾病対策センターの所長には、ハーバード大学教授で女性のワレンスキー氏の起用が決まりました。

バイデン政権では、多様性を重視する立場から、女性や白人以外の人種からの起用が際だっています。

今回の人事についてバイデン氏は、「信頼と実績あるメンバーのチームで、国民を元の生活に戻れるようにする」としています。