アメリカのバイデン次期大統領は１６日、新政権の運輸長官に指名した３８歳のブティジェッジ氏とともに演説し、「次世代のリーダーだ」と大きな期待感を示しました。

バイデン次期大統領「次世代のリーダーとしてのビジョンを持ち、その経験で新型コロナによる経済危機を脱するのをリードしてくれる」

運輸長官に指名・ブティジェッジ氏「私は最年少でミレニアル世代初の閣僚候補者だ。大統領がＬＧＢＴＱを閣僚に指名するのも初めてだ」

ブティジェッジ氏は、３８歳の若さをアピールしつつ、アメリカで同性愛者であることを公表した初めての閣僚となる意義も強調しました。また、運輸長官として、「より良い未来のため、アメリカのインフラに関わるすべての人の力を結集する」と訴え、バイデン政権が重視する気候変動問題への対応にも意欲を示しました。

民主党内で将来の大統領候補との声もあがるブティジェッジ氏の起用について、有力紙ワシントンポストは、「リーダーシップを次世代に引き継ぐための人事」だと分析しています。