ペルーのフジモリ元大統領の棺、墓地に埋葬される 11日に86歳で死去
11日に亡くなった南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領の棺が14日、墓地に埋葬されました。
アルベルト・フジモリ元大統領の棺は市民が弔問できるよう、首都リマの国立博物館に安置されていましたが、死去から3日となる14日、墓地に運ばれました。
その後、長女のケイコ氏ら家族や多くの市民が見守る中、棺が埋葬されました。
フジモリ氏は日系2世で、1990年に大統領に就任。1996年に左翼ゲリラが日本大使公邸に立てこもった事件では翌年、特殊部隊を突入させ、人質を救出しました。
退任後に人権侵害の罪などで禁錮25年の有罪判決を受け、収監されましたが、健康悪化を理由にした恩赦により、去年12月、釈放されました。
今年7月には「国民のために、また仕事をしたい」と政界復帰に意欲を見せていましたが、がんと闘病の末、11日、86歳で亡くなりました。