感染者急増も“マスク着用義務”撤廃へ スペイン
オミクロン株の影響により、感染者数が急増しているスペインですが、政府は、10日から屋外でのマスク着用義務を撤廃すると発表しました。
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いまだ、1日に20万人近い感染者が確認されているスペイン。(7日の感染者 19万5755人 米ジョンズ・ホプキンス大)
政府は8日、新型コロナの感染対策について、一部規制の緩和を発表しました。
スペイン政府
「屋外でのマスク着用の規制は終了し、木曜日(10日)からはマスクなしで屋外を歩くことができます」
10日から屋外でのマスク着用義務を撤廃するといいます。
スペインでは、オミクロン株の影響により、感染者数が急増しましたが、入院患者数と死者数は、パンデミックの初期段階よりはるかに少ない数にとどまっているといいます。
“マスク着用義務の撤廃”について市民は…。
マドリード市民
「もう、みんなマスクには飽きています。マスクが外せるのを楽しみにしているけど、職場では着けないといけない」
一方、観光客は…
観光客
「マスクは良いバリアーになるし、思っているよりも我々を守ってくれています」
フランスなど、ヨーロッパ諸国ではすでにマスク着用義務を撤廃しはじめていて、スペインもそれに続く形となります。
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世界全体では8日、新型コロナの累計の感染者数が4億人を超えました。(感染者 4億84万6690人 米ジョンズ・ホプキンス大 9日午後5時時点)
オミクロン株の感染が広がる中、感染者数はおよそ1か月で1億人増加しています。