“衛星”打ち上げ失敗認める 北朝鮮「システム上の大きな問題ではない」 10月にも再び打ち上げか
北朝鮮の国営メディアは「軍事偵察衛星」の打ち上げ中に事故が発生したと発表し、打ち上げの失敗を認めました。中継です。
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北朝鮮は衛星を搭載したロケットに不具合が発生し、打ち上げは失敗したとしています。
北朝鮮の朝鮮中央通信によりますと、24日未明、西部・東倉里にある西海衛星発射場から偵察衛星「万里鏡1」を載せたロケットを打ち上げたということです。
ロケットの1段目と2段目は正常に飛行したものの、3段目の非常爆発システムに不具合が発生し打ち上げは失敗したと明らかにしました。
ただ、「システム上の大きな問題ではない」と主張し、10月にも再び打ち上げを断行するとしています。
ことし5月に失敗した時とは違い、具体的な時期を明示していることから速やかに解決できるトラブルだと強調する狙いがあるとみられます。
北朝鮮としては今回の打ち上げを成功させて、来月9日の建国75年に向けて国内の雰囲気を盛り上げる狙いがあったとみられますが、その思惑が外れたかたちです。