政府 発射予告の軍事偵察衛星かの確認急ぐ 北“ミサイル発射”
北朝鮮は24日午前3時51分ごろ、弾道ミサイルの可能性のあるものを発射しました。政府は北朝鮮が発射を予告していた軍事偵察衛星かどうか、確認を急いでいます。
日本政府の発表によりますと、北朝鮮は24日午前3時51分ごろ、東倉里から弾道ミサイルの可能性のあるものを発射し、沖縄県付近の上空を飛んで太平洋へと通過したということです。
政府は沖縄県に対し、Jアラート=全国瞬時警報システムを出しましたが、午前4時過ぎに解除しました。
岸田首相「北朝鮮が弾道ミサイル技術を使用した発射を行いました。現在、被害等は報告・確認されておりません」
複数の政府関係者によりますと、発射されたのは、北朝鮮が予告していた「軍事偵察衛星」とみられています。
政府は現在、NSC=国家安全保障会議を開催し、情報の収集と分析にあたっています。
松野官房長官は「衛星打ち上げを目的とするものであっても、国連安保理決議に違反する重大な問題だ」と述べ、「北朝鮮に厳重に抗議し、最も強い言葉で非難する」と強調しました。