×

フランス高速鉄道3か所に“破壊行為” 組織的犯罪とみて捜査 80万人に影響か

2024年7月27日 1:51
フランス高速鉄道3か所に“破壊行為” 組織的犯罪とみて捜査 80万人に影響か

フランスの高速鉄道の複数の路線で26日、放火などの破壊行為があり鉄道網に大きな混乱が生じています。

オリンピック開会式の当日、高速鉄道TGVの複数の路線で破壊行為がありました。フランス国鉄によりますと、パリと北部、西部、東部を結ぶ路線の3か所でケーブルが放火されたということです。また、4か所目は放火を未然に防いだとしています。

列車が運行する前の午前4時頃におきたということで、人的被害はでていません。

ただ、安全信号を制御するケーブルが損傷したため列車の運行ができず、鉄道網が大幅に乱れています。フランス国鉄は、通常運転に戻るのは29日になるとの見通しを示していて、80万人に影響が及ぶとみられています。

放火があった現場では、小型トラックから複数の人が逃走するのが目撃されているということです。同じ時刻に破壊行為があったことから検察当局は、組織的な犯罪とみて捜査しています。