米トランプ大統領 日本製鉄のUSスチール買収“出資少額なら問題ない”
日本製鉄によるアメリカの鉄鋼大手・USスチールの買収計画をめぐり、トランプ大統領は14日、日本製鉄の出資が少額であれば問題はないとの認識を改めて示しました。
トランプ大統領「少数の株式(保有)なら気にしないが、日本製鉄は今、投資をしようとしている」
トランプ大統領は14日、「USスチールを外国企業に渡したくなかった」と述べ、改めて日本製鉄による買収に否定的な考えを示しました。
その上で、日本製鉄がUSスチールの過半数に届かない株式を保有することについては「気にしない」と述べました。
また、鉄鋼に25%の関税を課す大統領令に署名したことなどを念頭に、自らの関税政策により「USスチールは再び真の強い企業になる」と強調しました。
一方、関係者によりますと、日本製鉄はUSスチールの株式100%取得を目指す姿勢を変えていません。“虎の子”の最先端の技術をUSスチールに導入するには、完全子会社化が必要だという考えからです。今後の交渉が、どう進展するのか、不透明な情勢です。