独“外出制限措置”来月14日まで延長へ
ドイツは19日、感染力が強いとされる変異した新型コロナウイルスの感染が国内で増えたことを受けて現在実施している外出制限などの規制措置を来月14日まで延長することを決めました。
ドイツでは生活必要品や医薬品を買う場合などを除く外出が禁止されているほか、レストランや娯楽施設、店舗、学校が閉鎖されています。
こうした規制措置の期限は今月末とされていましたが、イギリスなどで見つかっている感染が広がりやすいとされる変異ウイルスがドイツ各地で確認されていることから、19日、連邦政府と各州は期限を来月14日まで延長することで合意しました。
また、公共交通機関の利用や買い物をする際には、フィルター機能に優れた医療用マスクを着用することも新たに義務づけられました。
このほか、在宅勤務をさらに進めるため従業員が在宅勤務を希望した場合、雇用者は可能な限りこれを認めることが義務となります。
メルケル首相は、「今が変異ウイルスを封じ込むチャンスで、厳しい措置によりイギリスのような拡大を回避できる可能性がある」とし、国民に理解を求めました。