ヨーロッパで新型コロナウイルスの第２波が深刻になる中、フランスなどに続き、イギリスでも再び厳しい外出制限措置が課されることになりました。

イギリスの１０月３１日の新たな感染者数は、２万１９１９人で、累計の感染者数は１００万人を超えました。

深刻化する事態を受けてイギリスでは、今月５日からおよそ１か月間、全国的に不要不急の外出ができなくなり、食料品店などを除くほとんどの商店の営業が禁止されます。飲食店は持ち帰りや配達のみ営業が許可されます。

第１波が押し寄せた春に次ぐ厳しい規制となりますが、ジョンソン首相は会見で、「他に手がない」と述べ、理解を求めました。

これまで経済への打撃を減らすため、感染の深刻度に応じて地域別に対策を講じてきましたが、専門家からは「このままでは第１波の死者を超える」との批判があがっていました。