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中国 米の“民族大量虐殺”認定に強く反発

2021年1月20日 21:44

アメリカのポンペオ国務長官が、中国政府はウイグル族ら少数民族に対し民族大量虐殺を行ったと認定したことについて、中国外務省は「紙くずのようなものだ」などと強く反発しました。

ポンペオ長官は19日、中国政府がウイグル族ら少数民族に対して強制労働などを行っていると指摘し、国際法上の犯罪となる「民族大量虐殺」と認定したと発表しました。

これに対して、中国外務省の報道官は20日、「我々にとっては紙くずのようなものだ」と強く反発し、「現在の新疆の安定と繁栄は、中傷で変わるものではない」と主張しました。

また、バイデン新政権については、「理性的で冷静、正確な判断を望む」と述べて対話に期待を示す一方、「中国の利益や主権を守るという立場は揺るがない」とけん制しています。