WHO調査団、武漢の病院で聞き取り調査
中国・武漢で新型コロナウイルスの発生源を調べているWHO(=世界保健機関)の調査団は29日、感染拡大の初期に患者を受け入れた病院の一つを訪れました。
29日午後、調査団が向かったのは2019年12月、感染拡大初期の患者を受け入れた病院です。
調査団のメンバーによると、実際に治療にあたった医療関係者らから聞き取り調査を行ったということです。
訪問には中国の専門家や政府の職員も同行、病院前は厳重な警備が行われました。
調査団は30日以降、アメリカが流出を疑っていた市内の研究所などを訪れる予定です。
一方、中国外務省は今回の調査について、「世界的な研究の一部であって調査ではない」と述べ、発生源が中国だとの前提で調査が進むことに警戒感をにじませました。