英ワクチン“感染自体大幅に抑える可能性”
イギリスのアストラゼネカなどが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、ウイルスの感染自体を大幅に抑える可能性があるとする検証結果が公表されました。
これは2日、アストラゼネカとワクチンを共同で開発したオックスフォード大学が、イギリスの医学誌「ランセット」で明らかにしたものです。それによりますと、アストラゼネカのワクチンを打ったグループは、打っていないグループに比べて、PCR検査で陽性を示した割合が67%少なかったということです。このデータは、イギリスや南アフリカで見つかった変異ウイルスが広がる前に得られたものです。
新型コロナウイルスワクチンの発症予防効果についてはこれまで臨床試験で確認されていますが、感染予防効果について具体的なデータは明らかになっていませんでした。イギリスのBBCは、「もしワクチンがウイルスの拡散自体を防ぐのであれば、パンデミックに対してはるかに大きな意味を持つ」と伝えています。