アメリカのバイデン大統領は1日、国賓として首都ワシントンを訪問中のフランスのマクロン大統領と会談し、ウクライナへの軍事支援やインフラ施設の復旧支援を強化することで一致しました。

バイデン大統領は、政権発足後初めての国賓としてマクロン大統領をホワイトハウスに招きました。

バイデン大統領「フランスとアメリカは共に、プーチンが持つウクライナ征服の野心と、ロシアによる残忍な戦争に立ち向かっている」

一方のマクロン大統領は、「様々な危機に直面する中、フランスとアメリカはもう一度“戦友”になる必要がある」と訴えました。

会談で両首脳は、ロシアによるウクライナのインフラ施設への攻撃を強く非難し、エネルギー供給網の復旧支援や追加の軍事支援を強化することで一致しました。

バイデン大統領は会談後の会見で、「プーチン大統領が戦争を終わらせることに　関心があるのなら、話す用意がある」と述べ、停戦協議に応じる考えを示しています。

また、共同声明では、中国での人権抑圧などの問題に懸念を表明し、台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を改めて確認しています。