死者数1万人超のリビア洪水、発生から1週間 汚染された水による健康被害を確認、拡大を懸念
死者数が1万人を超えたリビアでの洪水では、17日で発生から1週間となる中、汚染された水による健康被害が確認されるなど、避難を余儀なくされている市民への被害拡大が懸念されています。
リビアを襲った洪水では、17日で発生から1週間となる中、今も懸命の救助活動が続けられています。国連人道問題調整事務所は死者数が1万1300人にのぼっていて、依然として多くの行方不明者がいるとしています。
こうした中、リビア当局は、被害の大きい東部のデルナで水中に残っている遺体などの影響で水が汚染されていて、150人以上に健康被害が確認されていると発表しました。リビア東部などでは4万人以上が避難を余儀なくされていて、市民の健康への被害拡大が懸念されています。