女性委員長のイスなく物議 EUトルコ会談
EU(=ヨーロッパ連合)の執行部とトルコのエルドアン大統領の会談が行われた際、EUのフォンデアライエン委員長の椅子が用意されておらず「女性蔑視だ」との批判があがっています。
6日にトルコで行われた会談。エルドアン大統領とEUのミシェル大統領が腰掛けますが…。
EU・フォンデアライエン委員長「えっと…」
EUのフォンデアライエン委員長の椅子が用意されておらず、委員長は戸惑った様子を見せます。
結局、2人から離れたソファに座りましたが、この事態に「女性蔑視だ」などと批判の声があがりました。
その場にいて何も言わなかったEUのミシェル大統領の振る舞いも疑問視されていて、ミシェル大統領は「まずい状況だと認識していたが、騒ぎを起こしたくなかった」と釈明しています。
トルコ側は「EUの要望に従って準備しただけだ」と反論していますが、EU加盟国でイタリアのドラギ首相が「委員長に対する屈辱的な扱いだ」と非難するなど波紋が広がっています。