韓国・元慰安婦訴訟 原告の一部が控訴
韓国で元慰安婦らが日本政府に損害賠償を求めた裁判で、訴えを退けた一審判決を不服として、原告の一部が6日、控訴しました。
この裁判では、元慰安婦と遺族ら20人が「苦痛を受けた」として日本政府に損害賠償を求め、先月、ソウルの裁判所は外国政府が他国の裁判で被告にならないとする「主権免除」の原則を認め、訴えを退けています。
この判決について6日、原告側は「被害者たちの意思を歪曲(わいきょく)した判決で不服」だとして、控訴しました。元慰安婦の支援団体によりますと、控訴には「12人の被害者が参加する」としています。
今年1月の別の原告による同様の裁判では、逆に日本政府への賠償を命じる判決がすでに確定していて、今後の上級審でどのような判断が行われるのか注目されます。