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トランプ氏が演説 バイデン政権を批判

2021年6月6日 15:49

アメリカのトランプ前大統領が5日、およそ3か月ぶりに公の場で演説し、来年の中間選挙も意識しながらバイデン政権批判を繰り広げました。

トランプ氏は、南部ノースカロライナ州で開かれた野党・共和党の集会で、およそ1時間半にわたって演説し、来年の中間選挙にも触れながら、政治活動の本格化に強い意欲を見せました。

トランプ前大統領「アメリカの生き残りは、共和党員をあらゆるレベルで当選させられるか次第だ。来年の中間選挙からこれを始めなければならない」

トランプ氏は、バイデン政権について、「中国に屈している。アメリカは世界の舞台で屈辱を受けている」などと痛烈に批判。中国で生産されたすべての製品に100パーセントの関税を課すべきだと持論を展開しました。

一方、新型コロナウイルスの起源について、中国・武漢のウイルス研究所から流出した、と改めて主張。自身の政権から引き続き専門家トップを務めているファウチ首席医療顧問を「ほぼすべてにおいて間違っていた」などと非難しました。

トランプ氏は、今後も集会での演説を検討しているとされ、表舞台での活動を増やしていくものとみられます。