中国軍が軍事演習を継続…台湾軍も射撃訓練実施 緊張高まる
中国軍は、9日も台湾周辺での軍事演習を継続すると発表しました。一方、台湾軍も沿岸部で射撃訓練を行っていて、緊張が高まっています。
中国軍で台湾を管轄している東部戦区は9日午後、「台湾周辺の空と海で実戦的な演習を継続する」と発表しました。「台湾封鎖の連携に重点を置く」としています。
中国軍は、今月4日から7日までの予定で台湾への攻撃を想定した大規模な軍事演習を行っていましたが、予定の期間が過ぎたあとも演習は続けられ、「常態化」しています。
一方、台湾の陸軍は9日と11日、沿岸部で迫撃砲などを使った射撃訓練を行っています。台湾メディアは、「台湾上陸を阻止する訓練」だと伝えています。
中国軍と台湾軍が近接した地域で同時に演習を行う状況となり、緊張が高まっています。