ミャンマー軍事政権「非常事態宣言」を再び延長
ミャンマーの軍事政権は31日、「非常事態宣言」を再び延長すると発表しました。4年前のクーデター以降、延長は7度目となります。
ミャンマー軍は31日、国営メディアを通じ、4年前のクーデターで発令した非常事態宣言を、6か月間延長すると発表しました。
延長は7回目で、理由について軍は、「選挙を行うために平和と秩序を維持する必要がある」と主張しています。
宣言を解除した場合は半年以内に総選挙を実施する必要があり、軍は年内に実施する方針を表明しています。しかし、民主派勢力らとの戦闘が泥沼化し、準備が整わないことなどを理由に先延ばしにしています。
中国の仲介で少数民族武装勢力の一部が停戦に応じるなどの動きはあるものの、軍は地上戦で劣勢に立たされているため、無差別な空爆などを行い、多くの国民を犠牲にしています。
最終更新日:2025年1月31日 19:21