宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックは１１日、開発中の宇宙船の有人試験飛行を行い、ヴァージングループ創業者のブランソン氏が自ら乗客として搭乗しました。

ヴァージングループ創業者のリチャード・ブランソン氏ら６人を乗せたヴァージン・ギャラクティックの宇宙船「スペースシップ２」は、日本時間の１２日未明、高度１５キロで母船から切り離され、エンジンを点火。さらに上昇し高度８５キロに到達しました。

宇宙船は数分間、無重力状態を経験し、切り離しからおよそ１５分後に無事に帰還を果たしました。

この宇宙船を使ったヴァージン社の宇宙旅行には、すでに６００人ほどが予約していて、来年の事業開始を予定しています。

２０日には、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が立ち上げた宇宙企業ブルーオリジンが、ベゾス氏自身と乗客を乗せて初の宇宙旅行を行う予定で、宇宙旅行事業が本格化しています。