誰もナチス被害者あざ笑う権利ない~米団体
東京オリンピック開会式の演出担当を解任された小林賢太郎さんをめぐっては、ユダヤ人の人権団体が21日、過去に小林さんが反ユダヤ的なジョークを行った報道があるとして、非難する声明を発表していました。
声明を発表したのは、アメリカ・ロサンゼルスに本部を置くユダヤ人の人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」です。
団体は声明で、東京オリンピックの開会式で演出を担当する元お笑いタレントの小林賢太郎さんが、1998年にコメディーの劇で、ユダヤ人の大量虐殺を利用し、悪意のある反ユダヤ的なジョークを行ったとする報道があると指摘。その上で、「それがいかにクリエーティブであろうとも誰もナチスの大量虐殺の被害者をあざ笑う権利はない」と非難しています。