解任の小林賢太郎さん「愚かな言葉選び…」
東京オリンピックの開会式で演出を担当する元お笑いタレントの小林賢太郎さんが、過去にユダヤ人大量虐殺をネタにしていたことがわかり、組織委員会の橋本会長は、小林さんの解任を発表しました。
23日に行われるオリンピックの開会式で演出を務める小林賢太郎さんを巡っては、お笑いタレントをしていたときにユダヤ人大量虐殺をネタにした動画がSNSなどで拡散され、アメリカのユダヤ人権団体からも非難の声明が出されていました。
これを受け、組織委員会の橋本会長は、小林さんを解任したと発表し、謝罪しました。
また、橋本会長は小林さんのコメントとして以下の文を読み上げました。
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小林賢太郎と申します。私は元コメディアンで、引退後の今はエンターテインメントに裏方として携わっています。かつて私が書いたコントのセリフの中に、不適切な表現があったというご指摘をいただきました。確かにご指摘のとおり、1998年に発売された若手芸人を紹介するビデオソフトの中で、私が書いたコントのセリフに、極めて不謹慎な表現が含まれていました。
ご指摘を受け、当時のことを思い返しました。思うように人を笑わせられなくて、浅はかに人の気を引こうとしていた頃だと思います。その後、自分でも良くないと思い、考えを改め、人を傷つけない笑いを目指すようになっていきました。人を楽しませる仕事の自分が、人に不快な思いをさせることは、あってはならないことです。当時の自分の愚かな言葉選びが間違いだったということを理解し、反省しています。不快に思われた方々に、お詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした。
先ほど、組織委員会から、ショーディレクター解任のご連絡をいただきました。ここまで、この式典に関わらせていただけたことに感謝いたします。
小林賢太郎