トルコ 山火事“同時発生”当局は5人拘束
トルコ南西部では、28日から大規模な山火事が発生しています。
足やおなかなど様々な場所にやけどを負ってしまった1匹のネコが、消防隊員に手当てされる場面もありました。
火は強風にあおられ、住宅地にまで到達し、数多くの民家に燃え広がっています。地上では、消防と住民らが一丸となって消火作業にあたり、上空からは、ヘリコプターに加え、航空機による放水も行われています。
火の手はトルコ有数のリゾートにも迫っていて、ホテルの宿泊客はビーチに避難しました。
観光客
「来た時は普通でしたが、後ろに煙が見えました。雨かと思ったら突然炎が見えました」
トルコ政府によりますと、山火事は同時に様々な場所で起きていて、トルコ国内の21県で確認されています。あわせて4人が死亡、50人以上がケガをしているということです。
いずれも出火の原因は分かっていませんが、地元メディアは当局が放火の疑いで5人を拘束したと報じています。