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武漢から情報発信 中国・人権活動家が入院

2021年8月6日 14:49

新型コロナウイルスの感染が世界で最初に確認された中国の武漢からSNSで情報発信を行い、実刑判決を受けた女性が、ハンガーストライキによる栄養不良で入院しました。

人権活動家の張展さんは去年、新型コロナの感染拡大で封鎖された武漢の状況をSNSを通じて発信しましたが、その後、中国当局に拘束されました。

張展さんはウソの情報を流し社会を混乱させたなどとして、懲役4年の実刑判決を受けましたが、その後も無罪を訴えて獄中でハンガーストライキを続けていました。

張展さんの母親によると、張展さんは7月31日に重度の栄養不良で病院に入院したということです。

また、母親に対し「自分は無罪なので正常に食事をとることはできない」と話し、ハンガーストライキを続ける意思を示したということです。

張展さんをめぐっては、アメリカ政府などが「言論弾圧だ」などとして、無条件の釈放を求めています。

※写真:車いすで出廷する張展さん 去年12月