中国の人権活動家が出国嘆願 日本で娘重体
中国当局に重体の娘を見舞うための日本行きを阻まれている人権活動家の男性が、7日、北京市内の警察を訪れ、出国を認めるよう訴えました。
元弁護士で人権活動家の唐吉田氏は、日本に留学中の長女が意識不明の重体となり、東京都内の病院で治療を受けているため、日本への渡航を求めています。しかし、中国当局は「国家の安全を害する」との理由で唐氏の出国を認めていません。
このため、唐氏は7日、出入国を管理する警察を訪れ、娘に会うための出国を認めるよう嘆願書を提出しました。
唐吉田氏「子どもに会い、子どものそばに付き添って、自分の責任を尽くしたいだけです」
唐氏は5月に中国の日本大使館で日本行きのビザを取得しましたが、それから1か月以上、出国を阻まれる状態が続いています。