長女重体…中国の人権活動家、訪日阻まれる
中国の著名な人権活動家の男性が2日、留学先の日本で意識不明の重体になっている長女に会うため出国を試みましたが、当局の指示で阻まれました。
訪日を求めているのは、元弁護士で人権活動家の唐吉田さんで、2日朝、中国の空港から日本に向かう予定でしたが、認められませんでした。唐氏の長女は東京に留学中ですが、結核のため意識不明の重体です。
唐さん「娘は20日以上、口もきけない状態です」「非常に焦っています」
中国当局は、人権派として活動してきた唐氏の弁護士資格を剥奪、さらに「国家の安全を害する」との理由で出国を禁じてきました。
中国では人権派弁護士の資格が剥奪されたり出国を禁じられたりする例が相次いでいますが、家族との面会すらかなわない状況に、唐氏は「人道的な配慮も人間性もない措置だ」と話し、引き続き出国を求めていく考えです。