タリバン 女性の権利への配慮アピールか
アフガニスタンの反政府勢力タリバンの報道官は17日、生放送で、地元メディアの女性キャスターのインタビューに答えました。異例ともいえる対応で、女性の権利に配慮するとアピールする狙いがあるとみられます。
ロイター通信によりますと、タリバンの報道官は17日、アフガニスタンの地元テレビ局のニュース番組に生出演し、女性キャスターのインタビューに答えました。
この中で、報道官は、一連の進攻による犠牲者は少なかったなどと主張しました。
2001年までのタリバン政権下では、女性が働くことは認められておらず、報道官が女性キャスターのインタビューに応じるのは、異例ともいえる対応です。
また、この日、別のタリバン幹部も、国営テレビで、「女性を犠牲者にはしたくない」と発言し、イスラム法に基づいた上で、女性も政府に参加するよう呼びかけました。
国際社会に対し、女性の権利に配慮する姿勢を見せ、かつて統治していた時代との違いをアピールする狙いがあるものとみられます。