“制裁解除”米報道官「我々は交渉さなか」
イランの大統領選挙で勝利した反米保守強硬派のライシ師が当選後初めて記者会見を行い、アメリカに対し経済制裁を全面解除するよう要求しました。
一方、アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は21日、イランへの制裁解除について、「我々は交渉のさなかにある」として、核合意の立て直しに向けたイランとの間接協議の行方次第との認識を示しました。
またサキ報道官は、イランの意思決定は、最高指導者ハメネイ師によって行われているとして、「変化があるかはわからない」と述べています。
今回当選したライシ師がアメリカの制裁対象になっていることも踏まえ、「新大統領には当然、人権侵害への責任が問われる」と強くけん制しました。