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米軍「イスラム国」関連組織を空爆 報復か

2021年8月28日 12:32

アメリカ軍は27日、アフガニスタンで過激派組織「イスラム国」の関連組織を空爆、標的を殺害した、と発表しました。アメリカ兵ら多数が犠牲となった首都カブールでのテロ攻撃への報復とみられます。

アメリカ中央軍は27日、アフガニスタン東部のナンガルハル州で、無人機による空爆を行い、テロ攻撃の首謀者1人を殺害したと発表しました。

26日に首都カブールの空港近くで自爆テロ事件を起こしたとされる「イスラム国ホラサン州」を標的としたもので、民間人は巻き込んでいないとしています。

バイデン大統領はテロ攻撃の後、「攻撃した者を許さない。追い詰め、代償を払わせる」などと訴え、報復を宣言していました。

これに先立ち、アメリカ・ホワイトハウスの安全保障担当チームは27日、テロが起きたアフガニスタンの首都カブールで、「再びテロ攻撃が起こる可能性が高い」とする分析をバイデン大統領に伝えたと明らかにしました。

一方、国連の安全保障理事会は27日、カブールでのテロ攻撃について「最も強い言葉で非難する」との報道声明を発表し、「民間人らを意図的に標的にするのは特に忌まわしい行為だ」と指摘しました。