米国務長官 アフガン撤退の正当性を強調
アメリカのブリンケン国務長官は13日、アフガニスタンからの軍の撤退について議会で証言し、「中国やロシアなどにとって、泥沼に陥ることほど望ましいことはなかった」などと述べ、改めて正当性を強調しました。
ブリンケン国務長官「中国やロシアのような戦略的競争国、イランや北朝鮮のような敵対国にとって、アメリカが戦争を続け、さらに10年間アフガンで泥沼に陥ることほど望ましいことはなかった」
ブリンケン長官はさらに、撤退を巡る混乱について、「前政権から撤退期限は引き継いだが、撤退の方法については引き継いでいなかった」と述べ、トランプ政権が具体的な撤退計画を準備していなかったと指摘しました。
一方、野党・共和党の議員らは「バイデン大統領は『慎重に、安全に撤退する』という約束を破った」などと厳しく追及し、ブリンケン長官に責任をとって辞任するよう求める声も出ました。