米軍アフガン撤退期限“延長”改めて言及
アメリカのバイデン大統領は、軍が支援しているアフガニスタンからのアメリカ人らの避難について「まだ道のりは長い」と述べ、今月31日となっている軍の撤退期限を延長する可能性に改めて言及しました。
バイデン大統領「まだまだ道のりは長い。そして、まだ多くのことがうまくいかない可能性がある」「軍内部では(撤退期限)延長について議論が行われている」
バイデン大統領は、軍の撤退期限について「延長しないことが望ましい」としながらも今月31日以降もアメリカ人らの避難の支援が続く可能性に改めて言及しました。
一方、バイデン政権は避難を加速させるため、有事に民間機を動員する「民間予備航空隊」制度を利用し、ユナイテッド航空など大手航空会社の民間機も避難の支援に参加すると発表しました。
アフガン国内には乗り入れず、第三国からアメリカへの輸送などを担うということです。国防総省は、「これにより軍用機がアフガンでの活動に集中できる」としています。