iPhoneに使用する“希少金属回収ロボ”日本のテレビメディアに初公開
アメリカのIT大手・アップルは、iPhoneを分解して希少金属を回収するロボットを、日本のテレビメディアに初めて公開しました。
アップルが公開した「Daisy」は、iPhoneを分解し、製品の中に使われている希少金属などを回収するものです。23種類のiPhoneを自動で識別し、ディスプレーやバッテリーなどを外したうえ、アルミニウムや金などに分けていきます。
現在、月に約10万台が分解され、新たな製品に使われるアルミニウムの3分の2以上がリサイクルされた素材から使用されているということです。
半導体にも使われる希少金属は価格高騰が続いていて、使用済みの製品から回収する動きが活発になっています。アップルは2025年までに新製品のバッテリーに使われるコバルトや回路基板の金メッキなどを100%リサイクル素材にすることを目指すということです。