中国の人権活動家・唐吉田氏が当局に拘束、健康状態も悪化か 支援者らが明らかに
中国の著名な人権活動家で、日本にいる家族への面会を中国政府に阻まれている唐吉田さんが当局に拘束され、健康状態も悪化していると支援者らが明らかにしました。
唐吉田さんは中国当局に抑圧された人々を支援するなど、人権派弁護士として活動してきましたが、去年12月に北京市内で行方が分からなくなっていました。
支援者によりますと、唐さんは吉林省で当局に拘束されていて、体調も悪化しているということです。
また、今月3日には拘束されている施設のトイレで倒れて後頭部をぶつけ、口や鼻からの出血もあったということです。
情報を明らかにした人権活動家らは、唐さんが当局から非人道的な扱いを受けているのではないかとして、早期解放を求めて署名活動を行っています。
唐さんは失踪前、長女が日本で留学中に意識不明の重体になったことから、面会のため日本への渡航を求めていましたが、中国当局が拒否していました。