彭帥さん IOC会長と約30分テレビ電話
中国の女子テニス選手・彭帥さんが前副首相からの性的関係の強要を告白後、連絡が取れなくなっている問題で、IOC(=国際オリンピック委員会)は、バッハ会長が彭帥さんとテレビ電話をしたと発表しました。
IOCは21日、ホームページで写真を公開しました。IOCによりますと、バッハ会長と彭帥さんはおよそ30分間、テレビ電話で会話し、彭帥さんは現在の状況について、北京市内の自宅で暮らしていて安全だと説明したということです。さらに、「今は、プライバシーが尊重されることを望んでいる」としたうえで、友人や家族と過ごすことを望み、「今後も大好きなテニスに関わっていく」と話したということです。
同席したIOCアスリート委員会のテルホ委員長は、「彭帥さんが元気でいる様子を見ることができ安心した」とコメントしています。
また、バッハ会長が来年1月に北京市内での夕食に誘うと、彭帥さんは受け入れたということです。